BUPA 24Hour Track Race (Hongkong,24hours) /HONGKONG
David Cosgrove氏と
BUPA24 Track Rack (ホンコン:24時間走、トラック)
ホンコンでも中国との国境の町・シェンチェンに近い地区にある体育大学のグランドで行われた24時間走です。
主催者は在香港の保険業家David C.氏。彼の奥様はアジアを代表するウルトラランナ−Winnie。アジアの女性24時間タイトル保持者で、彼女の新記録達成のためのレースといった雰囲気で、2−3年に一回の割りで開催されていました。
ボランティアの学生達(彼らは、英語の名前を持っていて、英語で話してくれました)が、笑顔を絶やさず、日本の歌を即席で覚えて歌ってくれるなど、とても暖かい大会でした。彼らはとても明るく西欧文化の良さ、コミュニケ−ションの大切さを良く知っていました。とても楽しい走りができ、彼らにも楽しい思いをしてもらったようで嬉しかった大会です。
あれから、6年。David夫妻はNZ国籍となり、昨年のNior(France)の大会にも出場していたようですが、あの若者たちはいったいどうしているのでしょう。あの時はオ−ストラリアに行くといってた人が多かったけど。
広州24時間走(中国:24時間走、トラック)
中国で行われた初めてのウルトラマラソン。華人として広州を離れて暮らす主催者にと っては、自分の名前を冠した大会を故郷で開くこと、大金を寄付し新聞に大きく名前を出すことが故郷に錦を飾る事になり、一族の名誉を上げることになるそうです。
1993年のB UPA24で2位(主催者の奥様が1位)となったおかげで、1994年のこの大会 に招待されました。中国の国民体育大会が行われたという大スタジアム(陸上競技場)を舞台に20人足らずのランナ−が走ります。獅子舞のオープニング、小学生の花を振っての信じられないほど大げさな出迎えと観衆の中で華々しく始 まりました。が、観客は始まるや否やほとんど消えてしまって、巨大スタジアムにはランナ−の足音とカウンタ−の声だけが響いていました。
5月の広州は蒸し暑く、周回チェック の人たちはランナーの笑顔にどう応えていいのかわからないのか表情をくずさ ず、香港と同じつもりで参加した私とイギリスから招待のJamesZareiはちょっと拍子抜け。蜃気楼の中でランナーの姿が静かに揺れる不思議な大会でした。
ただ夜になるとスタジアム中にVangerisの曲が鳴り響き、朝まで大コンサ−ト状態でした。
また、1日3回、 ホテルから運ばれる食事はとんでもなく豪華で(でも、レース中にはちょっ とネ)。「食は広州にあり」と納得した次第です。
ただ、とても暑いし、大学の実験台させられるし(なんとレ−ス中に血液を採るのです!)、注射針は替えないし(!)、ちょっと驚きの大会でした。
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